- 1. こだわりの感染症対策
- 2. こだわりの設備
当院のこだわりの感染症対策
1.器具の洗浄→消毒→滅菌の徹底
2. ゾーニングの徹底
3. 院内環境の感染対策
”患者さまが安心して治療を受けられる環境づくり”
”スタンダードプリコーション(標準予防策)”
久米歯科医院では、以前より、特に、衛生面に気を配り、感染予防に努めています。
当院の感染症対策は、2004年に見学医として赴いていた神戸市立医療センター西市民病院のやり方を参考にし、確立したものです。
まだ歯科医院での導入が珍しかった当時より、感染症をお持ちの患者さんのみではなく、すべての人から感染の可能性があるという前提の元、対策を講じる「スタンダードプリコーション(標準予防策)」、を実践してきています。
久米歯科医院では、長年のノウハウと実践の蓄積を用い、新型コロナウィルスなどの感染症予防に限らず、あらゆる病原菌の感染予防対策を全スタッフが徹底して行っています。
感染症対策こだわり1 < 器具の洗浄→消毒→滅菌の徹底 >
超音波洗浄機(&タンパク除去洗浄剤)1.洗浄
水では落ちない器材に付着した汚れを、低圧力でしっかし剥がし取る器械です。血液やだ液のたんぱく質を分解し、その後の滅菌を効率的に行うことができます。
ハンドピース自動洗浄・注油システム1.洗浄
歯科治療で最もよく使われるハンドピース(歯を削る器械)は、患者さまのお口に直接触れるものです。 しかし、パーツの隙間など、専用の機械でなければ、徹底した滅菌が難しいものでもあります。
当院ではハンドピース専用の洗浄機を導入し、患者さまごとの洗浄滅菌を実行しております。
EO水(次亜塩素酸水)2.消毒
水道水に少々食塩を加え、特殊な機械を使って電気分解した水で、病原微生物を殺菌するのに優れた効果を発揮します。
ポイックウォーター
(タンパク分解型除菌水)2.消毒
お口の中で使用できる次亜塩素酸水です。
触れた部分を安全かつ強力に洗浄・除菌できます。
歯垢除去や根管治療に効果的です。
B型肝炎、C型肝炎、HIVなど消毒薬が効きにくいウイルスも殺菌消毒できます。 現在は、コロナウィルス対策の一環として、治療前にうがいを行っていただいています。
オートクレーブ3.滅菌
高圧・高温の水蒸気で細菌やウイルスを死滅させる器械です。
滅菌パック3.滅菌
滅菌後に、滅菌状態を保ちつつ保管。
感染症対策こだわり2 < ゾーニングの徹底 >
スタンダードプリコーション(標準予防策)を基にした感染症対策では、感染の可能性がないものを「清潔」、感染の可能性があるものを「不潔」と分類します。
久米歯科医院では、院内での動きを細かく分析した上で、すべてのエリアとその中にある器具の「清潔度」に合わせて、「清潔エリア」と「不潔エリア」の区域分けを行っています。
この区域分けにより、器具の移動は必ず、「不潔エリア→清潔エリアの一方向」に徹底することで、清潔が保たれます。
感染症対策こだわり3 < 院内環境の感染対策 >
治療器具以外の院内環境に関しても、下記のような機材などを用いて感染対策を徹底しております。
口腔外バキューム空気環境
治療中は、目に見えないほどの細かな粉塵や飛沫が飛び散ります。
感染症対策においては、このような、気体中に浮遊する極細かい液体、または粒子と周囲の気体の混合体(エアロゾル)による空気の汚染を最大限抑えることが肝要です。
久米歯科医院では、各チェアに口腔外バキュームを備え、可能な限り、院内の空気環境を綺麗に保っています。
エアドック(Airdog)空気環境
エアドッグは、シリコンバレーが開発した独自テクノロジー「TPAフィルター」を搭載した空気清浄機です。
ウイルスの6分の1より細かい0.0146μmの微細粒子の99.8%の除去が可能な空気清浄機を用いて、さらなる感染対策の徹底を行っています。
減菌スリッパ院内環境
抗菌スリッパを使用し、紫外線を発生するスリッパ入れで保管しております。
消毒液院内環境
滅菌が難しい箇所や、患者さまが触れられる手すりやドアなどは、除菌率99.9%のスイス製の消毒剤を使用しています。
ホルムアルデヒドを含んでおらず、人に優しい成分の消毒液です。
当院のこだわりの設備への考え方
1. 痛みを緩和するための投資を惜しまない
2. 精密な状況把握のために、多様な測定器を導入
3. 精密な処置を行うための設備
設備導入のポイント1 < 痛みを緩和することへのこだわり >
”痛い、怖いを克服していただくため、多くの工夫をしています ”
表面麻酔
針を刺入する前に粘膜をジェルで麻酔することで痛みを感じにくくします。
麻酔液の温度管理
薬液を温めることで痛みを感じにくくします。
笑気麻酔
緊張を和らげる作用があり、特に小児の治療の負担を減らすことができます。
倍速コントラ
マイクロモーターを使用することで、
「キーーン」という音が少なく静かです。
極細の注射針
細い針を使うことでできるだけ刺入の痛みを感じにくくします。
設備導入のポイント2 < 精密な状況把握へのこだわり >
”全ては患者さまの歯の寿命を伸ばすために”
精密な状況把握がなくして、患者さまの歯の寿命を伸ばす的確な判断は不可能です。
久米歯科医院では、精度の高い状況把握のために多様な測定器などを導入しています。
歯科用CT
セファロ パノラマ デジタルレントゲン状況把握
お口の中を立体的な画像で映し出す機器です。レントゲンよりも精密な診断ができ、より安心・安全な治療ができるようになりました。被ばく量も少ないので、身体への負担も軽減されます。
矯正の診断でも使用しています。
マイクロスコープ状況把握
肉眼やルーペで見えない大きさまで拡大でき、根の中の暗い所まで見ながら処置ができます。
拡大鏡状況把握
肉眼の4.5倍大きく拡大してみることができ、より細やかな治療と確認ができます。
口腔内カメラ状況把握
実際に患部の状態を見ていただくために、お口の中を撮影するカメラです。一眼レフタイプのカメラで、フラッシュでお口の中全体を明るく鮮明に映すことができます。
治療の際には定期的に患部を撮影し、治療前後の比較にも活用しています。
位相差顕微鏡状況把握
標本を無染色・非侵襲的に観察することができる光学顕微鏡。
プラーク内の細菌の活動性を確認し、記録することができます。
ダイアグノデント状況把握
レーザーによる最新式の虫歯発見器です。歯を傷つけることなく、肉眼では見つけることが困難な虫歯を正確に発見することができます。初期むし歯の管理を数値化し見守ります。
設備導入のポイント3 < 精密な処置へのこだわり >
久米歯科医院では、精度の高い処置・治療を行うための設備を取り揃えております。
オペ室精密処置
徹底した衛生管理のオペ室を完備しています。
高周波電気メス精密処置
むし歯が歯ぐきの際まで進行し、修復の邪魔をする場合に歯ぐきの調整に使います。
根管治療機器精密処置
自動で根の長さを計測しながら根管治療が可能です。
根管治療が以前より格段に安全かつスムーズに行えます。
超音波スケーラー精密処置
歯石を超音波の振動で除去します。
歯周ポケットの中の細菌や歯石除去にも歯ぐきの負担をできるだけ少なく実行可能です。
AEDその他
心臓発作や停止が起こった場合に速やかに対応できます。