予防歯科

  • 1. お口や歯の健康に根本的にアプローチする
  • 2. 二人三脚でのメンテナンス

メディカルトリートメントモデル(MTM)という
根本的な原因に対処する予防プログラム

メディカルトリートメントモデル(以下、MTM)とは、詳細な検査の上、的確な診断を行い、科学的根拠に基づいたリスク管理をすることで疾病の予防を達成するスウェーデン発祥の医療モデルです。
当院では、このMTMという予防プログラムに基づき、患者さまの現状や、体質を専門的に検査し、その結果に基づき、まずお口の不調の根本的な原因を取り除きます。
その上で、患者さまそれぞれの検査結果に合わせ、きめ細かく予防方針を作り、定期的なメンテナンスを行っています。

 

MTMの構成1 < 様々な精密検査でリスク・原因を明確化 >

むし歯や歯周病などお口の環境悪化の
リスク・原因は、一人一人違います。

それぞれの人のリスク・原因を知ることが、「予防」の第一歩です。
患者さまそれぞれのお口全体の現状とリスクを正確に診断・把握するため様々な検査や情報収集を行います。
(※痛みなどお口の状態によっては、応急処置を行います)

■ 検査・情報収集の内容:

− 唾液検査

− 歯周病組織検査

− 食生活調査

− レントゲン撮影

− 口腔内写真撮影

− 姿勢と顔貌チェック

MTMの構成2 < 個々に合わせた予防・治療で原因を改善 >

リスクに応じた予防プログラムと治療方針を
ご提案します。

リスク検査結果に基づき、患者さまお一人お一人で異なるリスクに応じた予防プログラムと治療方針をご提案いたします。
まず、本格治療に先立ち、口腔内のクリーニングなどの治療を行い、お口の環境を整えます(初期治療)。
その後、初期治療の後の再評価、本格治療、本格治療後の再評価と重ねることで、原因を改善します。

MTMの構成3 < 定期的な歯科でのメンテナンスでお口と歯の健康を維持 >

これまでのステップで手に入れたお口と
歯の健康を維持するサイクルに入る。

MTMの手順に基づき、せっかく手に入れた健康なお口の環境を生涯維持してゆくため、患者さま個人の予防プログラムの実行とともに、定期的なメンテナンスにお越しください。
どんなに綿密なホームケアを行っても、専門的なツールと技術がなければ100%ではありません。個人にあったホームケアと定期的な来院でのメンテナンスで「ベストな予防」を行いましょう。


1年で365日のホームケアと4回の歯科メンテナンス。
二人三脚でお口の健康を守りましょう。

MTMに則り、メンテナンスのサイクルに入った後は、ホームケアと歯科ケアの合わせ技による「予防」の実現・維持を前提としています。
年間365日のホームケアと年4回程度(患者さまの状態により回数は変わります)の歯科医院ケア。
この圧倒的な回数の差からもわかるように、年間4回の歯科ケアを行っていても、ホームケアの手を抜くと十分な予防にはなりません。
逆に、ホームケアをきちんとしているからといって、歯科ケアを怠ると、どうしてもホームケアでは除去しきれないバイオフィルムなどへの対応が不十分となります。
 
患者さまと当院、二人三脚で口腔内環境と健康を守りましょう!

歯科ケア(メンテナンス)における当院の工夫

歯科衛生士は担当制

歯科でのケア(メンテナンス)の目的の一部には、前回のメンテナンスからの変化や、ホームケアの状態のチェックがあります。
毎回同じ歯科衛生士のチェックとケアを受け、次回メンテナンスまでの目標を二人で設定することで、より二人三脚で管理していくという一体感が生まれ、相乗効果があります。
また、担当の衛生士が、患者さまのケアの癖や苦手を把握していることで、院での歯科ケア(バイオフィルム除去等)の精度もアップします。

モチベーションへの工夫

当院では、患者さまのモチベーションをあげ、家での口腔ケアの継続や技術向上を促すため、レントゲン撮影、写真撮影、メモなど、綿密な記録を残します。 治療経過を視覚化、数値化することで、次の目標設定とモチベーション維持に繋げられるよう様々な工夫をしています。